新しい時代を生き抜くために必要な能力
【AI(人工知能)やロボット(機械)にできない人間にしかできない能力】
将来の「仕事」を考えてみても、単純労働はどんどんAI(人工知能)やロボット(機械)が人間の替わりにやるようになるでしょう。
そうなると、
人間の仕事は、「人間でなければできない」こととなります。
AI(人工知能)が出てくるまでは、知識の量とか技術・技能(計算する力など)が出来れば良かったのが、AI(人工知能)出現以降は、身につけた知識や技術・技能を「いかに活用して問題を解決するか」
つまりAI(人工知能)が手がてな課題を問題として捉え、問題を解決するのがAI(人工知能)に出来ない人間にだけできる事。
AI(人工知能)得意な事ではなく、AI(人工知能)が出来ない事に集中して、課題を解決したり、新しい価値を創造したりといった能動的な能力を伸ばしてくことが
AI(人工知能)と共存していく際に必要な能力となっていくことが考えられます。
課題を見つけて、ベストな解決策(最適解)を見つけ出し意思決定を下す。
それが、時代が求められる能力でありその能力を使う事が 「仕事」のメインになっていくと考えられます。
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知識を知恵にするのは経験であり、それには行動が必要である
知識は単に得ればいいというものではなく、知識を積み重ねて理解していく中で「知恵」に変えないと生かすことができない。
羽生 善治
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知っている事と、やってみた事。そこには大きな違いがあり、当然やってみた事の方が重要です。
日々流れてくるニュースやSNS(Facebook,Instagram,LINE, Twitter等々)の記事を読んで、それが自分の糧にはなり得ない。
知識というのはそれだけでは全く役に立たず、知識を知恵に変えてこそ、自分の血となり肉となりやがて糧となるものなのです。
例えば。マニュアルを読んで「あぁ、こうすればいいんだな。わっかりやした、了解です」と思っても、実際にやってみたら、自分が思っていたのと違って
随分とてこずった、そんな経験は誰にでもあることでしょう。
ちなみに、ふじたは マニュアルは困った時しか読みません。Windowsが世に出てパソコンを箱から取り出してから
ネットに接続するまでマニュアルなしでなんとかやれました。
上手くできない時だけマニュアルを必要な箇所だけ読み込みます。
経験を重ねた上ではじめて知ることを「経験知」と言います。これはポイントやコツのようなもので、先人たちが切り開いてきた「こうしたら、こうなる」というパターンのようなもの。
でも、この経験値は、知っているだけでは役に立たないことが多い。なぜなら、変化に対応できないからです。
経験値には変化に対応する柔軟性がないんです。
経験値をそのままの形・パターンで使う事は難しい理由
それは、知識として知っているだけでは、それを扱えるタイミングが限られる。同じ状況・同じタイミングでなければ、往々にして意味をなさない。
だから、他人から学んだ経験値も自分の経験値として置き換えるためにも、行動・実践・創意・工夫等が必要になってくるのです。
知識ではなく 知恵を蓄えよう
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定跡は、ただ記憶するだけでは実戦でほとんど役に立たない。
そこに自分のアイデアや判断をつけ加えて、より高いレベルに昇華させる必要がある。
羽生 善治
「覚えた」から「理解した」までの 工程で得られる「経験」を得なければ、
「知識」は「知恵」にならす、
「知恵」で無ければ「知識」は生かせない。
羽生 善治
「コンピュータは人間の知的能力の限界を吹き飛ばし、人類を新たな領域に連れていこうとしており、
それがどのような形をとるのかは、まだはっきりしない」と言う。
確かに、そうだ。しかしはっきりしているのは、AI時代はAIとともに生きる時代であり、
AIを恐れたりひれ伏したりする時代ではないということ。それを忘れず、
人として生き抜くスキルを磨くことこそ肝要である。昔はウサギ跳び、今は筋トレと、フィジカルトレーニングの仕方は30年で一変した。
同じように思考や脳の鍛え方も、どんどん変わるはずだ。
人間は、それを楽しむべきである。
エリック・ブリニョルフソン