やり方よりも在り方 遂に決着したので、99%の幸福は3つの欲求で達成される。今後はこの3つの欲求についてのコンテンツをUPしていきます。

何故 幸福に関してのコンテンツにしたかと言えば、成功する前に幸福になろう!と提唱しているのにもかかわらず,幸福に関してのコンテンツをUPしていないという重大なミスに気が付いたので、これからは重点的に幸福に関するコンテンツをUPしていこうと決めました。

人間の欲望は2千個あると言われています。その2千個の欲望のうちたった3つの欲望で幸福の99%占めているそうです。つまりは、その3つの欲望を手に入れる事が出来れば、99%の幸福を手に入れる事が出来るのです。ちなみに、お金で得られる幸福は1%未満です。

3つの欲望で幸福の99%占めるなんて!!と思われるのは心外なので、わかるように説明してから具体的な3つの欲望についてのコンテンツを順次UPしていきます。

 

理化学研究所 脳の進化から引用・参照

理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めています。

脳の進化

脳は新たな機能を加えながら進化する

生物の進化とともに、脳も進化してきた。そして、脳は、基本構造が変化するのではなく、新しい機能が付け加わるように進化してきた。つまり、ヒトの脳の進化を知ることは、生物の進化を知ることにつながるのだ。高度な情報処理が可能なヒトの脳ができるまでには、どのような進化の道のりを歩んできたのだろうか。

魚類・両生類・爬虫類

魚類、両生類、爬虫類では、脳幹が脳の大部分を占めている。脳幹は反射や、摂食、交尾のような本能的な行動をつかさどる。魚類と両生類では、大脳には、生きていくために必要な本能や感情をつかさどる「大脳辺縁系」しかない。進化的に古い大脳辺縁系は「古皮質」と呼ばれる。

鳥類・哺乳類

鳥類や哺乳類になると、小脳と大脳が大きくなり、特に大脳が発達し「感覚野」「運動野」といった「新皮質」が出現する。

霊長類

霊長類になると、新皮質がさらに発達して大きくなり、「連合野」が出現し、高度な認知や行動ができるようになる。ヒトでは、新皮質が大脳の90%以上をも占める。

脳は新たな機能を加えながら進化する

三つの脳理論は、アメリカの神経科学者であるポール・マクリーン博士によって提唱された、人間の脳の進化と構造に関する仮説です。この理論は、人間の脳が長い生物進化の歴史の中で、段階的に3つの脳を獲得してきたという考えに基づいています。

3つの脳

1:爬虫類脳(反射脳): 最も古く、脳幹に位置する部分です。脳幹の機能が失われてしまうと生命を維持することはできません。医学的に「脳死」と呼ばれる、機械や薬剤の力を使わなければ呼吸もできない状態です。爬虫類に共通する脳であり、生存本能に関わる基本的な機能(呼吸、心拍、体温調節など)を司ります。恐怖、怒り、攻撃などの原始的な感情もこの脳で処理されます。

自分の意思で心臓を止めたり体温を上げ下げすることができないように、脳幹の機能を意識的にコントロールすることは不可能です。
つまり、自立神経の事ですね。


自律神経とは
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸、心拍、血圧、体温、消化、排泄など、生命活動を維持するために24時間365日休むことなく働き続けている神経です。

脳幹にある中枢から全身の臓器に伸びる神経線維で構成されており、交感神経と副交感神経の2種類に分けられます。

交感神経: 身体を活動モードに切り替える働きをします。心拍数や血圧を上昇させ、瞳孔を開き、気管支を拡張するなど、いわゆる「闘争・逃走反応」に関わります。

副交感神経: 身体をリラックスモードに切り替える働きをします。心拍数や血圧を下降させ、瞳孔を閉じ、気管支を収縮するなど、休息やリラックスに関わります。                       

2:哺乳類脳(情動脳): 爬虫類脳を取り巻くように位置し、辺縁系と呼ばれる部分に属します。喜怒哀楽などの快楽感情、記憶、学習、報酬などの機能を司ります。爬虫類脳よりも複雑な行動を可能にし、哺乳類に共通する社会的な行動もこの脳で処理されます。

古皮質は、大脳辺縁系の一部であり、本能や感情など私たちの中の動物的な面を司っています。

古皮質は、以下の3つの領域に分けられます。

嗅葉: 嗅覚に関わる領域
海馬: 記憶や学習に関わる領域
扁桃体: 情動や攻撃性に関わる領域
これらの領域は、それぞれ異なる機能を持っていますが、密接に連携して働いています。

古皮質は、本能や感情、記憶、学習など、私たちの中の動物的な面を司る重要な役割を担っています。

具体的には、以下のような機能に関与しています。

嗅覚: 獲物や敵の臭いを嗅ぎ分け、生存に有利な行動をとる
恐怖や怒りなどの感情: 危険を察知して身を守る
攻撃性: 縄張りを守ったり、子孫を守ったりする
記憶: 過去の経験を記憶し、同じ失敗を繰り返さないようにする
学習: 新しいことを学習し、適応能力を高める
古皮質は、私たちが生き延び、繁栄するために必要な機能を司っています。

3:人間脳(理性脳): 脳の最も外側にある部分で、大脳皮質と呼ばれる部分に属します。論理的な思考、言語、計画、創造性などだけではなく、思いやりや共感等の高度な機能を司ります。人間特有の複雑な思考や行動はこの脳で行われます。

大脳皮質は、脳の表面を覆う灰色の部分です。脳全体の約85%を占め、神経細胞が密に集積しています。大脳皮質は、感覚、運動、思考、感情、記憶、学習など、私たちの様々な機能を司る重要な役割を担っています。

大脳皮質は、さらに以下の4つの葉に分けられます。

前頭葉: 思考、計画、判断、言語、運動制御など
頭頂葉: 触覚、空間認識、体の位置感覚など
側頭葉: 聴覚、視覚、記憶、感情など
後頭葉: 視覚
それぞれの葉は、さらに細分化された領域に分かれており、それぞれ異なる機能を司っています。

大脳皮質は、複雑な構造と機能を持つ脳の重要な部分です。近年、脳科学の発展により、大脳皮質の働きが少しずつ解明されつつありますが、まだまだ多くの謎が残されています。

大脳皮質の機能
大脳皮質は、私たちの様々な機能を司っています。具体的には、以下のような機能に関与しています。

感覚: 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの感覚情報を処理し、認識する。
運動: 随意運動を制御する。
思考: 考えたり、判断したりする。
言語: 言葉を発したり、理解したりする。
記憶: 過去の経験を記憶し、思い出す。
学習: 新しいことを学習し、知識や技能を身につける。
感情: 喜び、悲しみ、怒り、恐怖などの感情を感じる。
意志: 意志に基づいて行動する。
これらの機能は、大脳皮質の様々な領域が連携して働くことで実現されています。

3つの脳理論

※犬猫脳は哺乳類脳とも言われています。ヘビの脳は爬虫類脳とも言われています。

3つの脳の相互作用

マクリーン博士は、3つの脳は独立して存在するのではなく、互いに密接に繋がっており、相互作用しながら働くと考えました。状況に応じて、いずれかの脳が主導的な役割を果たし、人間の行動や思考に影響を与えます。

批判と議論

三つの脳理論は、発表以来多くの支持を得てきた一方で、批判も存在します。主な批判としては、脳の構造と機能に関する科学的な根拠が十分でない、3つの脳を明確に区別することが難しいなどの点が挙げられます。

近年では、脳科学の発展により、マクリーン博士の仮説を部分的に修正したり、より詳細な脳の構造と機能に関するモデルを提唱したりする研究者も増えています。

分かりやすくシンプルにまとめると

無意識(脳幹─爬虫類脳)
感情(大脳辺縁系─哺乳類脳)
思考(大脳新皮質─人間脳)

脳のコントロールの優位度

脳は新しくできた順にコントロールしやすく、古いほど直接的なコントロールは困難になっていきます。

思考(大脳新皮質─人間脳)→感情(大脳辺縁系─哺乳類脳)→無意識(脳幹─爬虫類脳)の順になります。

人間の脳は、進化の過程で異なる部分が追加されてきました。これらの部分は、それぞれ異なる機能を持ち、脳のコントロールのしやすさも異なります。

脳は新しい部分から古い部分へと進化し、新しい部分ほど意識的なコントロールが容易で、古い部分ほど自動的な反応や無意識の行動が多くなります。人間は複雑な思考や計画を意識的に行うことができますが、感情や生命維持のための基本的な機能は、意識的なコントロールからある程度独立しています。脳の最重要事項は生命維持なのでこの機能が簡単に変更できないようになっています。